貴船神社


 貴船神社の歴史は、およそ1100年前(寛平元年(889年)の創建と伝えられる)にまでさかのぼり、真鶴岬・三ツ石の沖合に現れた木像12体と書状を「平井の翁」という人が発見し、村人と力を合わせ、やしろを建て、村の鎮守の神としてお祀りしたのが始まりと言い伝えられ、大国主神、事代主神、小彦名神が祀られています。

 なお、貴船神社は江戸時代、貴宮大明神とよばれていましたが、明治元年に現名称となり現在に至っています。

 近世以降、真鶴の人々は生活基盤を漁業・石材採掘業・石材回漕業など危険の多い仕事においていました。そのため日常の労苦が、団結力、そして尊い信仰心を高め、これらを通して真鶴の人々は貴船神社をお祀りしてきたと言われています。

 7月27~28日に執り行われる貴船まつりは、昭和51年に神奈川県指定無形民俗文化財に、平成8年に国指定重要無形民俗文化財に指定され、古くからのしきたりを重んじ、古式ゆかしく、且つ勇壮・華麗に繰り広げられます。

最終更新日:2017年8月12日